脂肪がつきにくいココナッツオイル。過剰摂取は体を冷やす?

脂肪がつきにくいココナッツオイル。過剰摂取は体を冷やす?

痩せる油として、健康オイルの火付け役となったココナッツオイル。
ダイエットだけでなく、アルツハイマーの予防にも効果があるなど、万能の油として注目されています。

モデルや有名人の愛用者も多く、女性は特に気になるアイテムですよね。
しかし100%安全な食品なんてないのが自然の摂理。

では、ココナッツオイルにも危険性が潜んでいるのでしょうか?
話題のココナッツオイルについて、良い点はもちろん、悪い点についても調べてみましょう。

脂肪を燃やすココナッツオイル

脂肪を燃やすココナッツオイル

ココナッツオイルの最大の特徴は、体に脂肪がつきにくいこと。
その理由は、体内ですぐに消費される中鎖脂肪酸を多く含んでいるからです。

通常、油は消費までに時間がかかり、糖分など他のエネルギー源があれば、消費されることなく脂肪となって体内に蓄積されます。

しかしココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は、体内に入るとすぐにエネルギーとして消費されます。
また、まわりの脂肪も一緒に燃やして、体内脂肪を減らす作用もあるのです。

では、中鎖脂肪酸がどの位含まれているのか、ココナッツオイルの脂肪酸組成を見てみましょう。

ココナッツオイルの成分(脂肪酸組成)

ココナッツオイルの成分表グラフ

  • 飽和脂肪酸

    88.1%

  • オレイン酸

    6.5%

  • リノール酸

    1.2%

  • その他

    4.2%

全体の約6割を占める中鎖脂肪酸。
この含有量の多さは食用油の中でも断トツです。

脂肪燃焼効果がある中鎖脂肪酸が多いココナッツオイルが、体に脂肪がつきにくい油として話題になるのもうなずけます。

一方、消費に時間がかかる長鎖脂肪酸。
ココナッツオイルには3割弱しか含まれていないですね。
どちらの飽和脂肪酸も熱に強く、加熱調理しても酸化の心配はありません。

ココナッツオイルはビタミンEが少ない

中鎖脂肪酸は脂肪燃焼効果だけでなく、抗炎・抗菌・抗酸化作用もあります。
そしてココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸の約半分は、母乳にも含まれているラウリン酸という成分。

ラウリン酸は抗炎・抗菌作用で、赤ちゃんをウイルスから守り免疫力を高めます。
そのため傷口や乾燥、ニキビなどにココナッツオイルを塗ると、肌トラブルを解消してくれます。

また、中鎖脂肪酸がすぐに消費されることで代謝が良くなり、細胞修復力もアップします。

ちなみにココナッツオイルの美容成分として、よくビタミンEが取り上げられていますね。しかし、ココナッツオイルのビタミンE含有量は他の食用油よりも少なく、微量です。

ビタミンEも抗酸化力があり大切な栄養素ですが、ココナッツオイルでは中鎖脂肪酸の方が主力となっています。

ココナッツオイルは脳のエネルギー

中鎖脂肪酸の効力はアルツハイマーにも有効

中鎖脂肪酸の効力はアルツハイマーにも有効です。
脳のエネルギー不足が原因で起こるアルツハイマーは、ブドウ糖をエネルギーに変換できないことから発症します。

そこで中鎖脂肪酸はブドウ糖の代わりになるケトン体をつくり、脳のエネルギー源となってアルツハイマーを予防するのです。

アメリカでは半年間ココナッツオイルを摂取し続けたアルツハイマー患者の9割に、症状の改善がみられたというデータもあります。

これはココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸が、脳のエネルギーとして働いた結果です。
中鎖脂肪酸は糖尿病などの改善にも効果があり、健康面でも期待できる油です。

ココナッツオイルの摂り過ぎは危険

美容や健康に効果があるココナッツオイルですが、摂り過ぎは要注意。
南国で採れるココナッツオイルには、体を冷やす作用があります。

特に女性は冷え性や肩こりなどに悩んでいる人も多く、ココナッツオイルの摂取により血行がさらに悪くなる恐れも。

またココナッツオイルには、性ホルモンに影響を与える有害因子が微量に含まれています。
女性だけでなく、成長途中の子どもも過取量には気をつける必要があります。

過剰摂取にならないように、摂取量は1日大さじ2杯まで。
人によっては、はじめて食べたときにお腹をこわす場合もあるので、小さじ1杯から取り入れていきましょう。

まとめ

ココナッツオイルはダイエットや美容、認知症予防など、さまざまな効果が期待できます。ただ摂り過ぎるとお腹をこわす場合もあるので、摂取量を守って上手に摂取していきましょう。

また、数あるココナッツオイル製品の中でもおすすめの2品をご紹介します。

1つ目はフィリピンミンダナオ島産の『エキストラヴァージンココナッツオイル』
ココナッツオイルは比較的どれも安全ですが、このココナッツオイルは安全性をデータで公開しているため、信頼性が高いです。

エキストラヴァージンココナッツオイル

もちろん、有害なトランス脂肪酸や重金属は一切含まれていません。
また農薬や化学肥料を使用しないオーガニック認定も取得。

ココナッツ由来のオイルそのものを安心して摂取できます。

⇒ヴァージンココナッツオイル公式サイトへ

2つ目はさくらの森のVCOサプリです。
エキストラヴァージンココナッツオイル

ココナッツの甘い香りが苦手な方や、いつでも気軽にココナッツオイルを摂取したい方にはVCOサプリがおすすめです。

ちなみに、VCOサプリは日本初のココナッツサプリメント。
ココナッツオイルは海外セレブやモデルに人気が高いのですが、じつはアメリカではサプリタイプが人気です。

またVCOサプリに使用されているココナッツオイルは、免疫力を高めるラウリン酸が豊富なので、ダイエットだけでなく肌荒れ防止など美容効果も期待できます。

⇒VCOサプリ公式サイトへ

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