認知症はサラダ油をやめて、脳に良いDHAを摂れば予防できる!

認知症はサラダ油をやめて、脳に良いDHAを摂れば予防できる!

自分の言動だけでなく、大切な家族のことも忘れてしまう認知症。
2025年には65才以上の約5人に1人が認知症、またはその予備軍になるといわれています。

認知症は高齢者の病気だから、自分には関係ないと思っていませんか?
じつは認知症の原因となる脳のダメージは40才頃から始まっています。
症状となって現れるのが、65才以降に多いだけなのです。

そもそも脳の60%は油でできているため、認知症にも油は大きく関わっています。
認知症を予防するためにも、脳に良い油と悪い油について学んでいきましょう。

認知症は脳神経の破壊

認知症はアルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症など、さまざまな症状があります。
特にアルツハイマー型認知症は増加傾向にあり、認知症患者の50~60%を占めています。

アルツハイマーは記憶力や判断力が衰えることで、進行すると物忘れだけでなく日常生活を送ることも困難になる病気。

65才以上で発症する人が多いですが、60才以下で発症する場合もあり高齢者だけの問題ではありません。

しかしアルツハイマーをはじめ、認知症の決定的な原因は分かっていません。
認知症に影響するものとして、肥満や喫煙、過度の飲酒、ストレスなどが、少しずつ解明されている段階です。

他にも認知症の要因として考えられているのが、炭水化物の摂り過ぎと加熱したサラダ油の摂取。

この2つは、認知症の中でもアルツハイマー型認知症に大きく関わっていると考えられています。
ではひとつ目の炭水化物から、アルツハイマーとの関わりについて見ていきましょう。

アルツハイマーの症状は、アミロイドβというたんぱく質が20~30年かけて脳内に溜まり、脳神経を破壊すること。

アミロイドβを分解する力は高齢になるにつれて弱くなるのですが、加齢よりもアミロイドβの分解を邪魔するものがあります。

それは炭水化物の摂り過ぎです。
炭水化物は体内でブドウ糖になり、インスリンによってエネルギー源として体内に運ばれます。
ブドウ糖を運び終えたインスリンは、インスリン分解酵素によって分解されるのが一連の流れです。

このインスリン分解酵素は、脳神経を破壊するアミロイドβを分解する役目もあります。
しかし炭水化物が大量に摂取されるとインスリンの量も増えるため、インスリンの分解に追われて、アミロイドβを分解する暇がありません。

その結果、分解されなかったアミロイドβが脳に溜まり、脳神経を破壊していくのです。

アミロイドβは40才頃から少しずつ溜まり始めて、20~30年後にアルツハイマーを発症させます。

そのためアルツハイマーを予防するには、早いうちから炭水化物の過剰摂取を控える必要があります。

認知症の1番の原因は、サラダ油に含まれる神経毒

炭水化物の過剰摂取よりも注意したいのがアルツハイマーの2つ目の要因、加熱したサラダ油の摂取です。

サラダ油に多く含まれるリノール酸は、加熱するとヒドロキシノネナールという神経毒を発生させます。

この神経毒は細胞膜を次々に酸化させて、細胞や神経を破壊。
特に脳に広がりやすく、新しい物事を記憶する海馬を萎縮させて記憶力を低下させます。

認知症の人がさっき食べたご飯を忘れたりするのは、この海馬が萎縮したことで新しい情報を覚えられなくなったからです。

炭水化物の過剰摂取では、アミロイドβが脳神経を破壊する危険性がありました。
しかしアミロイドβは蓄積してもアルツハイマーを発症しないことがあり、アルツハイマー発症の1番の要因は、このヒドロキシノネナールと考えられています。

スーパーなどで売られている多くのサラダ油は製造工程で化学薬品を使っており、薬品を取り除くためにすでに高温で加熱されています。
販売されている時点で、すでに神経毒が入ってしまっているのです。

そもそも細胞膜を酸化させて細胞を滅ぼす神経毒は、アルツハイマー以外にもガンや心疾患を引き起こします。
そんな危険なサラダ油を使い続ける意味はありません。

脳の働きを高めるDHA

油がすべて脳に悪いのではなく、脳の働きを良くする油もあります。
その油とは魚の油に含まれるDHAです。

DHAは細胞膜を柔らかくして栄養を十分に取り込み、脳の働きを高めます。
またDHAは不足すると記憶力や学習能力を低下させるなど、脳の働きにおいて欠かすことのできない重要な油です。

そのためDHAを積極的に摂取することで、脳機能の低下を抑えることができます。

DHAは青背の魚に多く含まれていますが、亜麻仁油やえごま油に含まれるα-リノレン酸も体内で少量ですがDHAに変換されます。

魚の油に含まれるDHAや亜麻仁油やえごま油に含まれるα-リノレン酸はオメガ3系脂肪酸といって、現代人に不足している積極的に摂りたい油です。

しかし、まずは炭水化物の摂り過ぎとサラダ油の使用をやめて、脳神経を壊さないようにすることが最優先です。

いくら脳に良いDHAを摂っていても、脳神経の破壊が止まらなければ意味がありません。
特にサラダ油の使用は、今すぐやめることです。

まとめ

20年以上の長い年月をかけて発症するアルツハイマー。
サラダ油などのリノール酸の多い植物油は今すぐやめて、炭水化物も摂り過ぎないように心がけていきたいですね。

またアルツハイマーは進行性の病気です。
40才以上の人も今から予防すれば、発症を遅らせることができます。
お父さんお母さんにも今すぐ教えてあげましょう。

そしてココナッツオイルやオリーブオイルなど、DHA以外にも脳に良いという油があります。
しかし優先すべきはサラダ油の禁止と炭水化物を摂り過ぎないこと、その次にDHAの摂取です。
まずはこの3つで脳をしっかり守っていくように、今日から始めていきましょう。

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