現代人はコーン油の使用禁止!体に悪い3つの理由とは?

現代人はコーン油の使用禁止!体に悪い3つの理由とは?

トウモロコシ特有の香ばしさが魅力のコーン油。
揚げものがカラッと揚がり、油酔いしにくい優れものです。
しかし、コーン油の使用はオススメできません!

残念ながらコーン油は、現代の私たちに悪い要素がたっぷり詰まった油なのです。
では、コーン油の使用を避けるべき理由を、一緒に見ていきましょう。

リノール酸の量が多すぎるコーン油

コーン油をオススメしない理由は3つあります。
それは、コーン油に含まれる脂肪酸の種類・原料・製造方法です。
まずは脂肪酸の種類から、コーン油に含まれる脂肪酸組成をチェックです。

コーン油の成分表グラフ

  • 飽和脂肪酸

    13.2%

  • オレイン酸

    29.2%

  • リノール酸

    56.4%

  • α-リノレン酸

    1.2%

半分以上を占めるリノール酸は、現代人が摂りすぎている脂肪酸。
リノール酸を多く含む植物油は、他にも多くあります。

そのため、植物油脂が使われるお惣菜や加工食品、ドレッシングなどにもリノール酸は含まれています。

これがリノール酸を過剰摂取している原因です。
私たちは意識しないまま、いろんな食品から必要以上にリノール酸を摂取しているのです。

本当は体内の脂肪酸は1種類に偏らず、バランスよく保たれているのが理想とされています。
では、リノール酸を必要以上に摂り過ぎると、私たちの体はどうなるのでしょう?

リノール酸が過剰の体内は、脂肪酸バランスが崩れ、免疫力や血液の健康状態を保つ機能が正常でなくなります。

その結果、アレルギーや動脈硬化、ガン、認知症、うつなどさまざまな病気を引き起こしてしまうのです。

コーン油の使用は、体内のリノール酸量をさらに増やし、病気を引き起こす危険性を高めてしまいます。

コーン油が悪いのではありません。
私たちの食生活の偏りが、コーン油を控えるべき対象にしているのです。

コーン油の原料は遺伝子組換えトウモロコシ

現代人はコーン油の使用禁止!体に悪い3つの理由とは?コーン油の原料は遺伝子組換えトウモロコシ

私たちが摂取を控えたい脂肪酸を多く含むコーン油。
そのコーン油の原料にも問題があります。

コーン油の原料はトウモロコシ。
日本は世界で最も多く、トウモロコシを輸入する国です。
その数は年間で約1500万トン。国内生産量はその0.001%の15000トンです。

わずかしかない国産のトウモロコシは、食用油に使われることはありません。
ということは、コーン油の原料は100%輸入品。

輸入量の80%以上を占めるアメリカ産のトウモロコシ。その多くが遺伝子組み換えで作られています。

遺伝子組み換え食品は、トウモロコシと虫をかけ合わせるような、自然界では決して交じり合うことのない遺伝子から作られたもの。

それにより除草剤や害虫に強くしたり、特定の成分量を増やしたりできるメリットがあります。
しかし、自然界の垣根を超えて作られるため、体内での反応は未知数です。

ある実験では遺伝子組換えのトウモロコシを食べたネズミは早期にガンが発生し、自分の頭と同じ大きさまで巨大化するというデータがあります。

安全性がチェックされ問題はないとされている遺伝子組み換え食品ですが、未知なる不安要素は完全に拭いきれてはいません。

コーン油の危険な製造方法

コーン油をオススメしない最後の理由は製造方法。
コーン油の原料であるトウモロコシの胚芽には、油分が40~55%と多く含まれています。

油分の多いものは、まずは圧力をかけて油を絞り出し、絞りカスに残っている油分は薬剤を使って無駄なく抽出するのが一般的な方法です。

その工程では高温加熱や薬剤により、コーン油に含まれる栄養素は破壊されます。
また、200℃を超える加熱では、有害とされるトランス脂肪酸が発生してしまうのです。

油に含まれる栄養素を保ち、トランス脂肪酸を発生させないようにするには低温で圧力をかける低温圧搾法しかありません。

しかし、スーパーなどで売られているコーン油は、高温加熱や薬剤を使って作られた油ばかりです。

まとめ

トウモロコシの香ばしさがあるコーン油は、他の油にはない美味しさがあります。
しかし、リノール酸の過剰摂取がさまざまな病気を引き起こしている今、リノール酸の含有量が多いコーン油の使用は控える方がよさそうですね。

リノール酸自体は毒ではなく、私たちの体に必要なもの。
過剰に取り過ぎていることが、病気につながっているのです。
リノール酸の摂取量が少なくなれば、コーン油を使うこともできますが、今はガマン!

まずは、リノール酸の多い食用油と加工食品の使用を少なくすることで、リノール酸の摂取を抑えていきましょう。

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