2つの油で薄毛対策!ココナッツオイルとオメガ3で薄毛改善

2つの油で薄毛対策!ココナッツオイルとオメガ3で薄毛改善

髪の毛の間隔が目立つ、地肌が透けて見える、髪の毛が細くなったなど、髪の変化に戸惑いを感じているあなた。
段々と薄くなる自分の頭を眺めては、薄毛や抜け毛への恐怖心ばかりが強くなっていませんか?

そもそも、私たちの体が加齢とともに老化していくように、髪も細く少なくなる現象は自然なこと。
しかし、『できればハゲたくない!』と思うのが本音ですよね。

そこで、薄毛対策にオススメしたいのが、2種類の油。
じつは、油が持つ作用には、抜け毛を予防して薄毛を改善する効果があるのです。
では、薄毛改善に効く2つの油について、見ていきましょう。

薄毛になりやすい体質は、遺伝する!?

薄毛には、頭頂部から薄くなるタイプや生え際が上がっていくタイプなど、色んなタイプがあります。
しかし、どのタイプの薄毛も原因は同じ。
また、男性の薄毛に限らず、女性の薄毛も根本的な原因は変わりません。

そもそも髪の毛は、毛根の中にある毛母細胞と毛乳頭の働きによってつくられます。
血液に含まれる栄養分を毛乳頭が毛母細胞に送り、毛母細胞はその栄養を吸収することで細胞分裂を繰り返し、髪の毛をつくるのです。

しかし、この働きを邪魔するものが2つあります。
それは、薄毛を引き起こす2大原因、『遺伝』と『血行不良』です。

まずひとつ目の遺伝は、髪の毛をつくる毛母細胞の阻害に関係します。
よく、男性ホルモンが多いとハゲるといいますが、じつは筋肉増強などに欠かせない男性ホルモンに薄毛作用はありません。

ところが、通常の男性ホルモンが、ジヒドロテストステロン(DHT)という強力な男性ホルモンに変わると、薄毛作用が現れるのです。
このジヒドロテストステロンは、毛母細胞の細胞分裂を抑えて、髪の毛の成長を妨害。
また、脱毛作用によって抜け毛を促し、さらに薄毛を加速させます。

ちなみに、通常の男性ホルモンから薄毛作用のあるジヒドロテストステロン変わるには、5αリダクターゼという酵素が必要です。
そのため、体内の5αリダクターゼの数が多いほど、薄毛になりやすいということ。
そして、この5αリダクターゼの数が、遺伝によって決まると考えられています。

薄毛の家系でなくても、血行が悪ければハゲる!

2つ目の原因である血行不良は、髪の毛の栄養不足によって薄毛を発症させます。
先ほど、髪の毛は、毛乳頭が血液に含まれる栄養を毛母細胞に送り、毛母細胞がその栄養を吸収して細胞分裂を繰り返すことで、髪がつくられていくことをお話しました。

このことから、髪の発育と血行状態は深く結びついていることが分かります。
また、頭皮の血管は毛細血管が多いため、血行不良の影響を受けやすいデリケートな場所でもあります。

そのため、体内の血行が悪くなれば、毛乳頭は血液から十分な栄養を受け取ることができず、髪をつくり出す毛母細胞は栄養不足に。
すると、栄養不足の状況でつくられる髪は細くてハリがなく、成長速度も遅くなります。

また、もともと髪はある程度成長すると、自然に抜け落ちるサイクル(毛周期)があります。
しかし、血行不良によって髪の栄養不足が起これば、髪の成長と退化のバランスは崩壊。
成長する髪よりも抜け落ちる髪の方が多く、また、生えてくる髪も細いため、地肌が目立ちやすくなるのです。

このように、薄毛は体質や血行の良し悪しによって起こります。
体質的な問題はどうすることもできず落胆しそうになりますが、諦めてはいけません。
じつは、薄毛の原因である遺伝と血行不良、それぞれに効く油があるのです。

ココナッツオイルで、薄毛抑制に働きかける

まずは、遺伝による薄毛に効く油から紹介しましょう。
そもそも、薄毛作用を持つジヒドロテストステロンは、5αリダクターゼの働きによって通常の男性ホルモンからつくられます。
そして、この5αリダクターゼの数は、遺伝によって決まるということでした。

そのため、残念ながら5αリダクターゼの数を変えることはできません。
しかし、そこで摂り入れたいのが、ココナッツオイルです。
ココナッツオイルは、5αリダクターゼの働きを阻害する作用があり、薄毛作用のあるジヒドロテストステロンへの変換率を下げて、薄毛の進行を抑える効果があるのです。

オメガ3で頭皮の血行を改善し、髪に栄養を与える

次は、血行不良に効く油です。
ずばり血行不良に効く油は、亜麻仁油やえごま油、青背の魚に含まれるオメガ3の油です。

じつは、頭皮に多い毛細血管の太さは、赤血球の直径10ミクロンよりも細く、わずか1~3ミクロン程度。
そのため、赤血球の細胞膜が硬いと、血液は毛細血管の中を通ることができず、血行不良に陥ります。

そこで摂取したいのが、オメガ3の油。
オメガ3は細胞膜を柔らかくする作用があり、赤血球の細胞膜の柔軟性を高めて、毛細血管内もスムーズに通れるように働きかけます。

また血管内にできる血栓も、血液の通る道を狭くするため、血行不良の原因のひとつ。
しかし、オメガ3には血を固める血小板が集まりにくくする作用があり、血栓予防にも効果的です。

このように、オメガ3の摂取によって血管内の障害物は排除され、柔軟性の高まった血液は毛細血管までスムーズに通ることができます。
その結果、髪をつくる毛母細胞にまで栄養が行き渡り、太くハリのある髪の発育につながるのです。

まとめ

ココナッツオイルで薄毛作用の抑制と、オメガ3で血行を改善して髪の栄養不足を防ぐ。
この2つの油の摂取によって、薄毛の2大原因を改善していきたいですね。

しかし、摂り過ぎは危険です。
特にオメガ3の過剰摂取は、出血時に血が止まりにくくなります。
オメガ3は1日小さじ1杯強、ココナッツオイルも調理油の代用として利用するくらいに留めましょう。

また、ココナッツオイルは体の中に摂り入れる方法だけでなく、頭皮のマッサージオイルやトリートメントとしても使用できます。
インドの伝統的医学アーユルヴェーダで使用されている方法なので、気になる方はぜひチャレンジしてみてください。

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