特売の菜種油は買ってはいけない!菜種油が危険な理由とは?

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スーパーで特売の菜種油を見かけると、ついまとめ買いしちゃいますよね。
しかし、これからは特売の菜種油を買うのは止めましょう。

というのも、菜種油は体に危険な要素がたくさんあるのです。
では菜種油の何が危険なのか、その真相を確認していきましょう。

1リットル数百円の菜種油は、買ってはいけない

まず、菜種油が危険な理由は、大きくわけて3つあります。
それは、原料・製造方法・加熱です。
では、原料から詳しく見ていきましょう。

菜種油が危険な理由1,使用される原料

菜種油の原料となる菜種ですが、日本の自給率はわずか0.04%。
そのため、ほぼ100%に近い値で、菜種は輸入品に頼っています。

また、主な輸入国はカナダで、そのシェア率は97.5%と圧倒的な多さです。
ちなみに、キャノーラ油も菜種油の一種ですが、これはカナダで品種改良された菜種が原料であることから、名付けられています。

では何が問題かというと、カナダから輸入される菜種の多くが、遺伝子組み換え作物なのです。

カナダは遺伝子組み換え作物の栽培国。日本の菜種油の原材料はほとんど輸入に頼っています。自ずと遺伝子組み換え菜種油を食している可能性が高いことになります。

カナダは、世界で上位5ヶ国に入るほどの遺伝子組み換え作物の栽培国。
ただし、日本は遺伝子組み換え作物だけの輸入量は管理していないため、どのくらい遺伝子組み換え菜種が輸入されているか分かりません。

しかし、カナダで栽培される菜種の約94%が、遺伝子組み換え種子からつくられているため、日本に輸入される菜種の大多数も遺伝子組み換えだと考えられます。

日本は商業用の遺伝子組み換え作物の栽培は認められておらす、輸入する場合も安全性が確認されたものに限られています。

とはいえ、遺伝子組み換え技術を食品に導入してから、2016年現在でわずか20年しか経っておらず、長期的な影響は今も不明のまま。

遺伝子組み換えトウモロコシを食べたラットの健康状態の変化についてのフランスの調査イメージ。

フランスのある実験では、遺伝子組み換えトウモロコシを食べたラットに、早期にがんの発生や、寿命が短くなるなどの研究も報告されています。
そんな不安要素を拭い切れない遺伝子組み換えの菜種が、原料に含まれているのです。

菜種油が危険な理由2,製造方法

2つ目の危険性は、油の製造方法です。
大手油脂メーカーは、海外から仕入れた菜種を無駄なく使い切るため、ヘキサンという石油系の溶剤を使って、菜種に含まれる99%もの油を抽出します。

菜種油が危険な理由2,製造方法

じつは、このヘキサンはガソリンにも含まれている成分。
皮膚や呼吸器などに刺激を与えたり、生殖機能や胎児に悪影響の恐れがあるなどの有害性があります。

ただ、ヘキサンは揮発性なので、油の抽出に使っても残留しないかもしれません。
しかし、食用油にこんな危険性のある薬品が使用されているのです。

また、ヘキサンはツンとした独特な臭いがあるので、その臭いを消すための脱臭作業が必要になります。
ところが、この脱臭作業は油を200℃以上の高温に加熱するもので、その際、人体に有害なトランス脂肪酸が発生してしまうのです。

そもそもトランス脂肪酸とは、植物油に水素添加したときに副産物として発生する油の成分で、マーガリンやショートニングに多く含まれています。
そしてこのトランス脂肪酸は、植物油を200℃以上で高温加熱した場合にも発生するのです。

トランス脂肪酸は、動脈硬化やがんを引き起こすなどの有害性が認められており、世界では摂取量を規制している国もあります。

ヘキサン溶剤を使えば、油を無駄なく抽出できます。
しかし、その代償として体に有害なトランス脂肪酸を産生してしまうのです。

菜種油が危険な理由3,加熱

3つ目の危険性は、油の成分に関わるものです。
では、ここで菜種油の油の成分(脂肪酸)の組成をチェックしてみましょう。

菜種油の成分表グラフ

  • 飽和脂肪酸

    6.1%

  • オレイン酸

    59.1%

  • リノール酸

    22.4%

  • α-リノレン酸

    10.8%

  • その他

    1.6%

含有量の約6割を占めるオレイン酸は、熱に強い特徴がありますが、リノール酸やα-リノレン酸は熱に弱い性質です。

しかし、2つ目の理由でもあったように、菜種油は製造時に加熱されています。

たとえ熱に強いオレイン酸の含有量が多くても、脱臭作業での高温加熱によって油は傷みます。
そのため、菜種油は購入した時点ですでに酸化している恐れがあるのです。

菜種油は購入した時点ですでに酸化している恐れがある
酸化した油は、体内にある活性酸素と結びついて、細胞を内側から傷つけます。

細胞は臓器や血液、神経、皮膚など、私たちの体を形成する土台。
土台となる細胞が傷つけられれば、細胞が傷つけられた場所によって、動脈硬化やがん、老化など、さまざまな病気や症状が引き起こされるのです。

このように、1リットル数百円で販売される菜種油は、コストや効率を優先させた結果、体に悪影響を及ぼす危険な油になっています。

しかし、すべての菜種油がこのような危険な油ではありません。
では、買っていい菜種油のポイントをチェックしていきましょう。

買っていい菜種油は、国産品だけ

食べ物が危ない、菜種油は国産品を選ぶべきだと説明してます。

危険な菜種油は原料が遺伝子組み換えで、製造に薬剤を使用している油でした。
そのため菜種油を選ぶポイントは、この2点をクリアしていること。

そして、この2点をクリアしている菜種油とは、国産の菜種油です。

先ほども触れましたが、日本は商業用の遺伝子組み換え作物は栽培されていません。
ですから、国産の菜種が原料であれば、遺伝子組み換え菜種は使われていないということ。

また、薬剤を使用しているかどうかは、製造方法を確認することで判断できます。

油の製造方法は、大きく分けて2種類あります。
1つ目は、先ほどお話した薬剤を使用する方法(溶剤抽出法)、2つ目は原料に圧力をかけて油分を絞り出す圧搾法です。

薬剤を使用する溶剤抽出法とはちがい、原料に圧力をかけて油分を絞りだす圧搾法は安全な方法ですが、圧力の温度に注意しなければいけません。
というのも、圧搾法には高温圧搾と低温圧搾の2パターンがあるからです。

まず、高温圧搾は一気に圧力をかけたときに生じる80℃近い摩擦熱を利用して、60~70%の油分を絞りだします。
効率良く油を抽出できるものの、熱に弱い油の成分は摩擦熱により酸化するマイナス面も。

一方、低温圧搾は摩擦熱の温度が60℃以上にならないように、ゆっくり圧力をかけて絞りだします。
そのため、原料に含まれる油分の20~30%しか抽出できず、効率は良くありません。

ただし、原料が持つ風味や栄養素は破壊されず、油が酸化する心配もなし。
最も安全な方法が、この低温圧搾なのです。

このように安全な菜種油は、生産数の少ない国産の菜種を原料とし、時間と労力が必要な低温圧搾で作られた油ということ。
希少な原料と手間をかけて作られるため、アピールポイントとして必ず表示されています。

購入の際はラベルをチェックし、国産原料や低温圧搾(コールドプレス)と表示されているものを選びましょう。

まとめ

家庭で多く利用されている菜種油ですが、体に有害な危険性がたくさんありました。
お手頃な値段につられて菜種油を買うのは、止めようと思います。

また、普段の料理に使用する油でオススメなのが、オリーブオイル。

オリーブオイルは、脂肪酸の種類や比率が菜種油と似ているのですが、抗酸化力のあるオレイン酸はオリーブオイルの方が多く、菜種油よりもオススメです。

オレイン酸の抗酸化力は、油の酸化を防ぐ効果もあります。
そのため、オレイン酸の含有量が多くなるほど、酸化しにくい油となるのです。

菜種油に含まれるオレイン酸の割合が約60%に対して、オリーブオイルに含まれるオレイン酸の割合は約75%以上。
このことから、オリーブオイルは菜種油よりも酸化しにくく、毎日の加熱料理にも使いやすい油なのです。

そんなオリーブオイルの中でも、特に私がおすすめするのが、『オリーブハートのオリーブオイル』
オリーブハートのオリーブオイル

特徴は、オリーブの実を収穫してから10時間以内にコールドプレス製法で搾油することで可能になった酸度の低さ。

オリーブハートの酸度は0.5%以下で、国際オリーブオイル協会(IOOC)が定める酸度0.8%の基準をはるかに下回っています。

またオリーブハートは、日本人の舌に合うようにブレンドされた4種類のオリーブオイルが四季ごとに味わえるのも魅力。

苦味を控えめに調合されているので、和食料理やオリーブオイルの独特な風味が苦手な方にもおすすめです。

さらにオリーブハートのオリーブオイルは、EUの食品安全機関「エフサ」の『心臓病や血管の老化を防ぐ効果のあるオリーブオイル』の基準を満たしたヘルシーなオイル。
毎日の料理にも安心して使用できますね。

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