犬や猫の病気は食事が原因?ペットフードは腐敗のかたまり

犬や猫の病気は食事が原因?ペットフードは腐敗のかたまり。ペットフードに使われている食物について考えてみました。

今やペットという枠を超えて、ワンちゃんネコちゃんは大切な家族の1人。
ずっと元気でいてほしいのは、飼い主すべての願いです。

ワンちゃん達の健康を保つには、食事が重要なポイントになります。
ワンちゃん達のご飯は何をあげていますか?
ペットフード?肉や野菜で手作りご飯?

じつは、ペットフードの中には粗悪な材料で作られたものがあります。
また、オーガニック商品や手作りのご飯を食べさせている人も安心できません。
ワンちゃん達に必要な脂肪酸が不足している場合があり、その状態が続くとアレルギーや糖尿病、さらにはガンまで発症してしまうのです。

ワンちゃん達の健康について、食事の面から考えてみましょう。

ペットフードの裏側

ワンちゃん達が食べるペットフード。価格はピンからキリですね。
その価格の差は、原材料に理由があります。

安価なペットフードには、病気やすでに死んでしまった家畜の肉、腐敗寸前の肉などが使われています。
また、麦やトウモロコシなどの穀物類も腐敗や農薬が多く残っているものです。
私たち人間では絶対食べないもので作られているのです。

粗悪な材料で作られたペットフードは、腐敗を隠すため過剰な塩分や着色料、発ガン性のある酸化防止剤など大量の添加物が含まれています。

化学薬品によって栄養を添加されたペットフードは、数値だけを見れば総合栄養食となります。
しかし、それは表面的な見せかけでしかありません。
腐った食材と大量の添加物で作られたご飯を食べ続けていれば、病気にならないほうが不思議です。

手作りごはんとオーガニックのペットフード

ペットフードが危険となれば、手作りのご飯しかありません。
手作りのご飯は野菜や肉、魚を中心とした水煮が基本となります。

また、人が食べられる原材料を使った無添加のペットフードも安全です。
安全の基準は、原材料がきちんとわかるもの。これは私たちにもいえることです。

添加物を使わず安全な食品だからこそ、価格は高くなります。
また、ペットフードをお皿に入れるだけとはちがい、手作りご飯は手間がかかります。
しかし、その時間や費用とワンちゃん達の健康のどちらが大切かは考えるまでもないですね。

ワンちゃん達に必要な脂肪酸

ワンちゃん達にとって安全なご飯がわかりましたが、もう1点気をつけたいことがあります。
それは、油の摂取内容です。
油はワンちゃん達の皮膚や被毛の健康、細胞膜や脳の伝達機能など体内器官の働きを正常に保つ重要な役割があります。

ワンちゃん達が必要としている油の成分は、リノール酸とα-リノレン酸という脂肪酸。
このうち、リノール酸は大豆油や紅花油、ヒマワリ油などに多く含まれ、従来のドッグフードに多く含まれ、十分摂取できています。

しかし、α-リノレン酸を多く含む食品は少なく、摂取量が足りていません。
亜麻仁油やえごま油などα-リノレン酸を多く含む食品が入ったドッグフードもありますが、長期保存中に酸化が進み、細胞を傷つける有害な物質に変化している恐れがあります。

必要な脂肪酸の不足や、酸化した有害な物質を食べ続けると、体内での脂肪酸の働きが鈍くなります。
フケやニキビ、かゆみなど皮膚に悪影響を及ぼしたり、脱毛や糖尿病、ガンなどの大きな病気まで引き起こします。
それを防ぐためにも、新鮮なα-リノレン酸を摂取することが大切なのです。

サーモンオイルをトッピング

そもそもα-リノレン酸の働きには、体内で免疫機能や脳の働きに作用する脂肪酸(EPA・DHA)に変わる重要な役目があります。
α-リノレン酸を摂取する目的は、このEPAやDHAを摂取するためです。

しかし、ワンちゃん達はα-リノレン酸をEPAやDHAに変換させる量が少なく、効率よく体内でつくれません。
そのため、α-リノレン酸を摂取するよりも、免疫機能や脳の働きに直接作用する脂肪酸(EPA・DHA)を摂る方が効果的なのです。

そこでオススメなのが、サーモンオイルです。
サケにはEPAやDHAが含まれているだけでなく、最強の抗酸化力といわれるアスタキサンチンが豊富に含まれています。

このサーモンオイルをご飯にかけてあげれば、不足しているα-リノレン酸と同じグループのEPAとDHAが摂取でき、脂肪酸バランスを整えることができます。

サーモンオイルの摂取量は下記を目安に、ワンちゃん達の様子を見て、量を加減してください。
(体重1~11kg)1日あたり小さじ1/2杯
(体重11~22kg)1日あたり小さじ1杯
(体重22~35kg)1日あたり小さじ1杯半
※ネコちゃんは1日あたり小さじ1/4杯

油だけであげるのは絶対ダメです。
油だけでは消化が悪く、栄養もほとんど吸収されません。
また、必要量以上は肥満や下痢などの原因となるため、必ず適量を守りましょう。

まとめ

粗悪なペットフードを食べさせていたかもしれないと思うと、心が痛みます。
ワンちゃん達はご飯を選ぶことができないので、飼い主の私達がしっかり判断しなければいけません。
安全な食材とサーモンオイルで、ワンちゃん達の健康を守っていきたいですね。

サーモンオイルやペットフードなど、一度封を開けたものは徐々に酸化が進んでいきます。
できるだけ少量のものを選び、新鮮な状態で食べさせてあげられるように気をつけましょう。

また、サーモンオイルに含まれるEPAやDHAは私たちも積極的に摂りたい脂肪酸です。
ワンちゃんだけでは使用量も少なく、油がどんどん酸化してしまうので、自分も摂取してワンちゃんと一緒に脂肪酸バランスを整えていきましょう。

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