紅花油はサラダ油と同じ危険な油?安全な紅花油を見抜くポイントは?

発ガン性が疑われた紅花油が、健康オイルに生まれ変わった?

「サラダ油は体に悪いと聞いたから、ちょっと高いけど紅花油に変えたよ」という人はいませんか?

健康のためにサラダ油を止めるのは良いことですが、サラダ油の何が危険か知らずに紅花油を選ぶのは要注意。
じつは紅花油(サフラワー油)には、サラダ油と同じ危険性を持つタイプがあるのです。

では、紅花油にはどんなタイプがあるのか、選んで良い紅花油と選んではいけない紅花油のちがいを一緒に確認していきましょう。

紅花油はサラダ油と同じ危険性があった

そもそも、サラダ油が危険とされる理由の1つはリノール酸が多いこと。

リノール酸とは油の成分の一種で、私たちが摂取している油は主に4つの油の成分(脂肪酸)からできています。
健康な体を保つには、4つの油の成分(脂肪酸)をバランス良く摂取することが重要と考えられています。

しかし、私たちはサラダ油やリノール酸の多い植物油を使用した加工食品から、リノール酸を過剰に摂取。
その結果、体内の油(脂質)バランスが乱れ、アレルギーや動脈硬化、がんなどさまざまな病気を引き起こしやすくなっていることが、問題視されています。

ですから、リノール酸の摂取量を減らすためにサラダ油をやめようと、テレビなどのメディアでも伝えられているのです。
(※サラダ油の危険性は他にもあります。詳しくはサラダ油の危険性をご覧ください)

では、紅花油にリノール酸はどのくらい含まれているかというと、2000年代に入るまで紅花油はリノール酸を80%以上含む、高リノール酸の油だったのです。

リノール酸の摂り過ぎは危険

リノール酸の摂り過ぎは危険

現在、リノール酸の過剰摂取が問題となっていますが、かつてリノール酸は悪玉コレステロールを下げる作用があると、1960~1980年代は摂取が推奨されていました。

そのためバターなどの動物性脂肪より、リノール酸を多く含む植物性オイルの方が健康的だと考えられていたのです。

なかでも、紅花油はリノール酸の含有量が80%以上と高いことや、サラダ油や菜種油と比べて生産量が少ないことから、贈り物用としても人気がありました。

しかし1990年代後半、リノール酸は過剰摂取すると悪玉コレステロールだけではなく、善玉コレステロールまで下げることが発覚。

他にもアレルギーや動脈硬化、認知症、ガン、うつなど、さまざまな病気にリノール酸の過剰摂取が影響することがわかったのです。

これをきっかけにリノール酸は体に良いものではなく、危険なものという考えが徐々に浸透。
特に、リノール酸の多い紅花油は発ガン性のある危険な油だと、悪いイメージがついてしまったのです。

たしかに、リノール酸を多く含む紅花油は避ける方が良いでしょう。
ただ、すべての紅花油が危険なわけではありません。

じつは現在流通している紅花油の多くは、リノール酸の量が大幅に減っているのです。

紅花油はハイオレイックタイプを選ぶ

紅花油はハイオレイックタイプを選ぶ引用元:日清べに花油 日清オイリオ

現在の紅花油は、品種改良によってリノール酸を減らした新タイプが主流となっています。

品種改良により、80%以上含まれていたリノール酸は15%まで減少。
リノール酸の代わりに抗酸化力の強いオレイン酸を増量した、ハイオレイックタイプへと変化したのです。

では、新しい紅花油の成分(脂肪酸の割合)を見てみましょう。

紅花油の脂肪酸組成(ハイオレイックタイプ)

紅花油(新品種のハイオレイック)の成分表グラフ

  • 飽和脂肪酸

    7.6%

  • オレイン酸

    75.2%

  • リノール酸

    15.0%

  • α-リノレン酸

    0.2%

  • その他

    2.0%

ハイオレイックタイプという名の通り、最も多く含まれているのはオレイン酸。

オリーブオイルの主成分でもあるオレイン酸は、善玉コレステロールを減らさず、悪玉コレステロールだけを減らす作用があります。
他には胃酸の分泌調整や便秘改善など、お腹の調子を整える働きも。

また、オレイン酸と飽和脂肪酸は抗酸化力が強く、火に強い特徴があります。

紅花油に含まれるオレイン酸と飽和脂肪酸の割合は、全体の80%以上。
そのため紅花油は油の酸化を気にせず、安心して加熱調理にも使える油です。

さらに、紅花には体を温めて血行を良くする作用があり、冷え性や生理痛の緩和、動脈硬化を予防する効果も期待できます。

ちなみに紅花は英語で『サフラワー』というので、サフラワー油も紅花油のことです。
一字違いのサンフラワー油(ひまわり油)と間違えやすいので、気をつけましょう。

なお、ハイオレイックタイプの紅花油は、必ずハイオレイックタイプと表示されています。
紅花油を購入する際は、表示を確認してハイオレイックタイプを選びましょう。

低温圧搾の油以外は、選んじゃダメ!

紅花油を選ぶポイントは、他にもあります。
それは製造方法。
油の製造方法を確認すること

どの食用油にも共通することですが、体に良い油も製造方法によっては体に悪い油に変わる場合があります。
そのため油の製造方法を確認することは、体に良い油を選ぶ大きなポイントです。

なお、油の製造方法は溶剤抽出と圧搾の2つの製法があります。

1つ目の溶剤抽出法は、薬剤を使用する製法です。
原料に含まれる油分の99%を絞り出すことができる反面、体に有害なトランス脂肪酸を発生させる危険性があります。

そして2つ目の製法である、圧力をかけて油を搾り出す圧搾製法にも注意が必要です。

それは圧力をかけるときに発生する摩擦温度。

油の原料に一気に圧力をかけると、70~80℃の摩擦熱が発生します。
熱によって原料に含まれる油分の約70%を絞り出すことができるので、高温の圧搾製法も効率の良い製造方法です。

しかし、70℃以上の熱によって原料に含まれる栄養素は破壊され、油は酸化して傷んでしまうのです。
そのため、高温で圧搾された油も体に良くありません。

そこで選んでほしいのが、低温圧搾製法(コールドプレス)の油です。

低温圧搾は摩擦熱を60℃以下に保つため、ゆっくり圧力をかけて油を搾り出します。
そのため油が酸化する心配はなく、原料に含まれる栄養素もそのまま油に含まれます。

なお、油の製造方法で最も時間や手間がかかるのが、この低温圧搾製法です。
そのため低温圧搾で作られた油には、必ず低温圧搾製法のことが表示されています。

反対に製造方法の表示がない油は、溶剤抽出や高温圧搾ということ。
油を選ぶときは、必ず低温圧搾の表示があるものを選びましょう。

まとめ

以上のことから、紅花油は低温圧搾で製造されたハイオレイックタイプを選びましょう。

ただ、紅花油の生産量は菜種油の0.01%程度。
植物油の中でも生産量が少なく、製法までこだわった紅花油はあまり販売されていません。

そこで、紅花油の代わりにおすすめなのがオリーブオイル。
オリーブオイルはハイオレイックタイプの紅花油と同じく、抗酸化力のあるオレイン酸が豊富に含まれています。

おまけに、私たちが過剰摂取しているリノール酸が紅花油より少ないので、毎日摂取しても問題ありません。

なかでも、おすすめは『フシコスのオリーブオイル』

フシコスのオリーブオイル

フシコスのオリーブオイルは、油を酸化させる原因の光・熱・酸素を徹底的に防止して製造されています。

その証拠に、エクストラヴァージンオリーブオイルの国際基準は酸度0.8%以下ですが、フシコスのオリーブオイルの酸度はわずか0.27%。

なお、原料には未熟なオリーブの実だけが使用されているので、抗酸化作用のあるポリフェノールも豊富に含まれています。

⇒フシコスオリーブオイル公式サイトへ

もう1つ紅花油の代わりにおすすめなのが『ピュアフィールドのボタニカルオイルミックス』

ピュアフィールドのボタニカルオイルミックス

紅花油は植物油の中でもビタミンEが豊富に含まれていますが、ボタニカルオイルミックスは1袋で1日に必要なビタミンEを100%摂取できます。

ちなみに、ビタミンEは強力な抗酸化作用のある栄養素。
活性酸素の働きを抑制して、病気や老化の原因である体内の酸化を防止します。

また、ボタニカルオイルミックスはビタミンEのほかに、亜麻仁油やえごま油も配合されています。

亜麻仁油やえごま油は、私たちに不足したオメガ3が豊富。
1袋で1日に必要なオメガ3の約85%が摂取できるので、オメガ3不足の解消にも効果的です。

⇒ボタニカルオイル公式サイトへ

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