手足だけでなく内臓冷えにも効く!オメガ3の油で冷え症改善

手足だけでなく内臓冷えにも効く!オメガ3の油で冷え症改善

手足が冷たくて眠れない、または手足は冷たくないのにいつも寒さを感じる、といった体の冷えに悩んでいませんか?

靴下の重ね履きや冷たい食べ物を控えるなどの対策はしても、冷え症は体質的なものだと諦めている人も多いはず。

しかし、冷え症を放っておくのは危険です。
じつは、私たちの体は体温が1℃下がるだけで、体の免疫力は30%も低下します。
そのため、冷え症は単なる症状ではなく、全身に悪影響を及ぼす危険なものなのです。

そこで取り入れたいのが、油の摂取によって体の内側から冷え症を改善する方法。
冷えの原因に働きかけることで、冷えやすい体質を改善していくのです。
では、冷え症改善に効く油について見ていきましょう。

あなたが冷えやすい場所は手足?それともお腹?

まず冷え症といえば、手足の冷えが一般的な症状。
しかし、中には手足は温かいのにお腹が冷たいといった、内臓型の冷え症があるって知っていますか?

じつは、体が冷える場所のちがいは、冷え症の原因によって変わります。
そのため、手足が冷えるタイプは『末端型冷え性』、手足は温かいのにお腹が冷たいタイプは『内蔵型冷え症』と症状名もちがいます。

では、それぞれの原因について、末端型冷え症からチェックしていきます。

まずひとつ目は、手足が冷えやすい末端型冷え性。
このタイプは、体内でつくられる熱量が少ないため、手足にまで十分な量の血液が運ばれないことが原因です。

そもそも、血液は全身に熱を伝える重要な役割があります。
しかし、体内でつくられる熱量が少ないと体は生命の危機を感じ、内臓などに血液を集めて熱を維持します。
そのため、末端にある手足にまで十分な量の血液が運ばず、冷えが生じるのです。

この末端型冷え症を引き起こす熱量の不足は、体内で最も多く熱をつくる筋肉が少ないことが原因。
もともと筋肉量の少ない女性に多いのですが、運動不足や偏った食生活なども筋肉低下につながり、冷えを起こしやすくなります。

2つ目の内蔵型冷え症は、手足ではなくお腹が冷たく、腸を中心とした内臓が冷えています。
これは、体温調節を管理する自律神経の乱れが原因です。

自律神経が乱れる大きな要因は、ストレス。
また、エアコンが効いた部屋と外など、温度差がある部屋の出入りの繰り返しも体温調節を崩す要因となります。

この内臓型冷え性は手足が温かいため、冷え症の自覚がない人も少なくありません。
しかし、疲れやすかったり、風邪を引きやすかったりといった体への影響もあるため、注意が必要です。

このように冷え症を改善するには、末端型冷え性の場合は筋肉量の増加、内蔵型冷え症はストレス軽減や体温管理など、どれも簡単にできるものではありません。
しかし、油を上手に摂ることで、簡単に冷え症を改善できるのです。

オメガ3で脂肪を燃焼させて、体内温度を上げる

冷え症改善の簡単な方法とは、オメガ3の油を摂ること。
オメガ3とは、亜麻仁油やえごま油、青背の魚に含まれる油の成分です。
このオメガ3は、手足が冷える末端型冷え症とお腹が冷える内臓型冷え性の、どちらの冷え症にも効果があります。

まずは、末端型冷え症への効果から説明します。
そもそも手足が冷える末端型冷え症は、体内でつくられる熱量が少ないことが原因でした。
熱量が少ないことによって熱を伝える血液が内臓に集中するため、手足への血液量が少なくて冷えてしまうというもの。

しかしオメガ3は、脂肪を分解させるペルオキシソームという器官に働きかけ、体内の脂肪を燃やして熱をつくる働きがあります。
熱量が増えれば、内臓中心に集中させていた血液も手足に運ばれていくため、冷え症は改善されるのです。

内臓冷えによる免疫力低下は、オメガ3で予防

次は、内蔵型冷え症への効果です。
内蔵型冷え症は、自律神経の乱れが原因でした。

しかし、脳が管理する自律神経のコントロールは、なかなかむずかしいこと。
ところがオメガ3の一種であるDHAは、脳の働きに欠かせない成分のため、自律神経を正常にする作用があるといわれています。

また、内臓型冷え性に対するオメガ3の効果はこれだけではありません。

じつは内蔵型冷え症の体内では、特に腸が冷えています。
腸は、体の免疫細胞の約6割が集まる器官。
そのため、腸が冷えれば免疫細胞の働きは鈍くなり、免疫力も落ちてしまうのです。

そうなると、通常は免疫細胞によって退治されていた菌やウイルスなどが、細胞を傷つけて体内に炎症を起こします。
その影響は、風邪を引きやすい・疲れが取れにくいなどの症状だけでなく、大きな病気を発症するリスクまで高めてしまうのです。

しかし、オメガ3には優れた抗炎症作用があるため、菌やウイスルが起こした炎症を鎮めて、体内への影響を最小限に抑えます。

まとめ

冷え症自体は病気ではないため、ついつい軽視しがち。
しかし、体温低下は免疫力を下げる危険なものなので、しっかり改善していきたいものです。

またオメガ3には、血流改善の作用もあります。
血流改善は冷え症の根本的な改善効果でもあり、血流が悪くなることで起きる動脈硬化の予防にも効果的です。
ぜひ、オメガ3を摂取して、体の内側から冷えを改善していきましょう。

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